それは自分の内に秘めたる想い。好きな音楽、本、ゲーム、etc...。それは時に毒となり顕現することもある。それらを徐々に解放していくのが処方箋たるこのブログ。……要するにただのレビューなんですわ。
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音楽性の変化。
Within Temptation 

オランダが誇る嬢メタルバンド=Within Temptation。その最新作が4月にリリースされたわけですが、今までの作品と比べると随分と違う作風になってます。

これまでの作品にあった荘厳なゴシック要素、これを限りなく薄くし、逆にロック的要素を前面に押し出している。2曲目〜4曲目の展開はまさにそれを体現しているなと思う。

自分は3枚目の「Silent Force」からのファンなのだが、一番好きなアルバムは4thの「Heart Of Everything」だったりするわけで。4thも、5thであるこのアルバムよりはそんなにロック!ではないにしろ、Keith Caputoとの「What Have You Done」もゴシック的展開の中にモダン・ロックの欠片が見え隠れする扇情的なサウンドだった。

さて、VocalのSharon嬢は「ナイチンゲールの喉」を持っていると例えられているほど、癒しの声の持ち主だ。初めて3rd「Silent Force」を試聴したときはその流麗な歌声にびっくりしたほど。だが、その声を一番活かせるゴシック・サウンドとしてではなく、あえてモダン・ロックの渦中に組み込む、というバンドのアイデンティティをも揺るがすことを今回のアルバムにしている。それほど今回のアルバムは賛否両論だ。(バンド側としては前作の「Heart Of Everything」でその点でのサウンドのゴールに達した、と語っている) 

だが、自分はこれでいいんだ、と思う。別のバンドを引き合いに出して申し訳ないのだが、米産へヴィロック・バンドのLinkin Parkも3枚目から作風をがらりと変え、4枚目に至ってはその最たるものと言っていいほど、アルバムの根幹がまず違う。チェスターのへヴィネスな歌声とマイクのラップは存在するが、初期作品の面影はそのサウンドにはない。

結局何が言いたいのかというとWithin Temptationにしろ、Linkin Parkにしろ、同じアルバムの焼き増しのようなものは作りたくない、という想いが存在している。「あるアルバムが世界的にヒットした、じゃあ次も同じ作風にしよう」 これはレーベル側の意向に過ぎない。同じようなアルバムを作り続ければ、いつかネタも尽きるし、何より「創作意欲」的な観点でも大いに邪魔だ。よって次のアルバムは売れるかもしれないが、結果ファンは似たようなサウンドのアルバムに飽きて、バンドから離れてしまう。

だからこその「挑戦」なんだ、と思う。だが必ずうまくいくとは限らない。そりゃファンに全く受け入れられないかもしれないというハイ・リスクも当然存在する。
でも、それでも。バンドはあえての変化球でファンの前に姿を現した。

個人的評価としては「良かった」と思っている。元々、モダン・ロックは好きだし(ゴシック・サウンドも好きだし、いいんだけど、たくさん聴くと飽きてくる)、こういったバンドの挑戦はあくまで肯定的だ。だから先入観などの妙な壁もなく聴ける。

何より、ゴシック要素を撤廃したわけでもない。あくまで「モダン・ロックを前面に押し出した」だけである。従来のコア・ファンに受け入れるはずだ。(まぁ、それでも嫌だって言う人もいるわけだが)

それにこういうサウンドにもSharon嬢の歌声はしっくりくるんだな、と再認識できる。



♪Within Temptation / Faster♪
http://www.youtube.com/watch?v=jDJpf2mQ0w4
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